検査をお勧めする症状チェックシート
このような症状はありませんか?1つでもあれば、胃内視鏡検査をお勧めします!
- 胃の不快感、上腹部痛(半日以上続く)
- 心窩部(みぞおち)や上腹部の痛みがある方
- げっぷ、胸焼け、むかむか、胃もたれがある方
- 喉や胸のつかえ感がある方
- 体重が減ってきている方(ここ1〜2ヶ月で)
- 健康診断でピロリ菌を指摘された方、ピロリ菌の除菌治療を受けた方
- 貧血を指摘されている方
- 黒い便が出る(2日以上続く)
- アルコールをよく飲む方(週3日以上、1日2合以上)、すぐに赤くなる方
- タバコを吸う方
- 過去に胃潰瘍や十二指腸潰瘍を言われたことがある方
- 血縁者で胃がんがいる方
- 40歳以上の方で胃カメラを受けたことがない方
- 検診や人間ドックで異常を指摘された方
- 食道がん、胃がんの治療をしたことがある方
検査で分かる疾患
- 咽頭がん
- 食道がん
- 胃がん
- 十二指腸がん
- 逆流性食道炎
- (慢性)胃炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 食道裂孔ヘルニア
- 胃ポリープ
- 十二指腸ポリープ
- ピロリ菌感染
- アニサキス(寄生虫)摘出
胃内視鏡検査について
基本的には、鼻から挿入ですが、鼻腔が狭い場合は、口からの挿入に変更する場合がございます。
鼻または口、どちらからの挿入も同様の太さのものを使用します。
内視鏡の太さ | 5〜6mm |
---|---|
挿入時の嘔吐感 | ほとんどない |
挿入経路 | |
検査手順 | |
鎮静剤の使用 | ご希望に応じて可
使用時の注意点 |
表面麻酔薬の使用 | 全員使用 (麻酔でアレルギー症状が出たことがある方は使用しません。) |
組織の採取(生検) | 可 |
治療、ポリープ切除、止血 | 不可 |
検査中の会話 | 口:不可 鼻:可 |
検査後の安静 | 鎮静剤使用時のみ必要 |
検査後の注意点 | 鼻腔が狭い場合、痛みが残ったり、鼻血が出ることもあります。 |
検査の流れ
1.検査予約
Web予約・電話でも検査予約が可能ですが、腹痛やお腹の張り、貧血など症状が強い方は、事前に外来の受診をお願いすることもあります。
普段飲まれている薬の有無、薬の名前をお伺いします。(お薬手帳をお持ちの方はご準備下さい。)
2.検査当日(来院前)
検査前の食事は普段通りのもので構いません。(食べ過ぎない、繊維質の多い食べ物、油っぽい食事はできるだけ避ける)
検査の4時間前から検査が終わるまで絶食となります。
検査の2時間前までは、お水、薄いお茶、スポーツドリンクのみ摂取可能です。
常用薬は普段通り内服してください。(糖尿病薬は食事を食べない時の前後は内服しないでください。)
服装はゆったりしたもので、口紅、マニュキア、ネイルは外してください。
3.来院
指定された時間までに来院し、受付で診察券、胃内視鏡問診票、同意書を提出してください。
4.検査前
更衣室のロッカーにお上着、荷物、貴重品などを入れ、鍵をご自身でお持ちください。
アクセサリー、時計などの貴金属類は外してください。
5.検査
鼻または口からの挿入のいずれかを決定します。
鼻から挿入 | 口から挿入 |
---|---|
1. 胃の中の泡や粘液を消すお薬を内服 2. 鼻腔の通りをよくする薬を点鼻 3. 表面麻酔薬を鼻に注入 4. ご希望に応じて、鎮静剤を注射 | 1. 胃の中の泡や粘液を消すお薬を内服 2. 表面麻酔薬を喉の奥に含んで、溜める 3. ご希望に応じて、鎮静剤を注射 |
6.検査後
鎮痛剤を使用していない方
検査後すぐに医師より結果説明をさせて頂きます。
鎮静剤を使用された方
検査後30分〜1時間程度ストレッチャーでお休みいただき、その後医師より検査結果の説明をさせて頂きます。(少々お待ち頂くこともございます)
検査で病変が発見された場合には、今後の治療方針のご相談、薬の処方などもさせて頂きます。(病変を採取して、病理検査を行う場合は、結果説明は1〜2週間後となります。)
7.帰宅
鎮静剤を使用された方は、自転車、バイク、車の運転はできませんので、ご注意ください。
よくある質問
- 胃カメラ検査を受ける場合、内視鏡の挿入は鼻または口のどちらを選んだ方がいいですか?
- 基本的には、鼻から挿入します。鼻からの挿入が難しい場合は、口から挿入します。
口から挿入の場合、内視鏡が舌の付け根や喉に触れると、吐き気やオエッとなる嘔吐反射が出ます。
鼻からの挿入の場合、内視鏡が舌の付け根に触れないため、上記症状が軽減、出にくくなります。
内視鏡スコープの太さは、6cmです。
ただ、鼻の不快感など苦痛の程度には個人差がありますので、患者様に合わせたご提案をさせて頂きます。 - 慢性鼻炎がありますが、鼻からの挿入は可能ですか?
- 慢性鼻炎であっても、ある程度症状が落ち着いている時期であれば、問題ありません。
粘膜が強く腫れている時期を外して、検査を受けることをおすすめしています。
鼻腔が狭く内視鏡の通過が難しそうであれば、口からの挿入への変更も可能です。 - 検査前・後の食事で気を付けることはありますか?
- 検査6時間前までの食事は消化の良いものをお召し上がりください。
*消化の良い物例・消化の悪い物例はコチラをご確認下さい。
検査後は、最初に少量のお水を飲んで、問題なければ普段通りの飲食が可能です。
水が口内や喉を通る感覚が鈍い、むせる、痛いなどの問題があったら、少し時間(2時間程度)が経過してから再び飲んでください。それでも症状が残る場合は、ご相談ください。 - 来院から帰宅までどのくらいかかりますか?
- 検査自体は5〜10分程度となります。
組織を採る場合は更に2〜3分程度かかります。
鎮静剤を使用された方は検査後に30〜1時間半程度お休みいただきます。
検査後に医師より検査結果の説明をさせて頂きます。検査で病変が発見された場合には、今後の治療方針のご相談、薬の処方などのお時間を頂きます。
鎮静剤を使用された方は、目安として1時間半〜3時間です。
鎮静剤を使用しない方は、目安として1時間〜1時間半です。
検査の内容、前後の内視鏡検査、検査後の説明などにより、多少前後する可能性がございます。ご了承ください。